アライメントを整える
いろいろな運動や習い事などで、力を抜いて、リラックスして、と言われることがあります。
確かに力んだり緊張しすぎたりすると、実力を出すことは難しいのですが、極端に力を抜きすぎれば倒れてしまうし、持っているものを落としたり、反応が遅れたりと、これもまた、実力が出せません。
力が抜けているのに準備万端な状態、自然体、ニュートラルな状態、これがアライメントが良い状態です。
もちろん各関節それぞれにアライメントの良し悪しがありますが、おおもとのアライメントあってのこと。
おおもととは、骨盤と背骨、その骨盤を乗せる股関節、と考えています。
アライメントというと、正確な骨の角度や位置などをイメージされると思いますが、単純に骨の位置がこうなればアライメントが良い、というものではありません。
「動き」があるからです。
特に日常生活動作では、「ピタッとここ」と止まり続けるわけにはいきません。
動作の中で、ああ、ここなら大丈夫、という位置を感覚的に身につける必要があります。
そこで、アライメントを整えるための必須のポイントをおさえていただくこと、プラス誘導運動や抵抗運動が必要な状態には運動療法を行い、より良い状態へ導きます。
「癒着をとる」「動きをだす」「アライメントを整える」ことで身体のニュートラルを引き出します。